看護師の福利厚生が充実している理由とは

看護師は比較的高い給与水準になっているとはいえ、医師や薬剤師に比べると低めなのは確かである。転職しようと考える看護師はしばしば給与の悩みを持っているが、実際には給与面は妥協して福利厚生に魅力がある施設に転職するというケースが多くなっている。転職活動を始めて求人情報を見てみると福利厚生がかなり充実しているケースが多いのに気づくからだ。看護師に対する福利厚生が充実しているのはなぜなのだろか。

看護師が活躍している業界として典型的なのが医療と介護だが、どちらも保険制度によって国に管理されている状況がある。このような医療を施した場合には点数がいくつで、患者にはいくら請求し、国からいくらもらえるというのが決まっているのだ。保険適用外のサービスもできるものの、利用者の大半が保険適用のサービスを希望するため、基本的には保険制度の影響で施設の収入が限られてしまうのである。

収入の限度がある以上は人件費として使用できる部分は限られてしまうことは否めない。結果として病院でも介護施設でも規模によらず給与を上げるのが難しい状況があるのだ。しかし、医療も介護も水準を上げなければならず、より良いサービスを提供するために人材不足を補わなければならない。人材を集めるためには魅力的な求人を出す必要があるため、福利厚生に注目するケースが多くなっているのである。初期投資をすれば継続的な支出は少なくて済むものや、結果的に施設にも利益をもたらすものが多いのはこのような収入面の問題があるのが理由だと知っておくと良い。